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ふじむら杯

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地元で圧倒的な強さを誇る近江翔吾が中心だ

　7日間のロングランシリーズは上位陣の実力伯仲で混戦ムード。そんな中、主役候補として期待がかかるのは近江翔吾(香川)だ。今年の当地戦は2月のGⅠ四国地区選手権での優出に始まり、3月の一般戦と5月のゴールデンウイーク戦で連続Vと地元では圧倒的な強さを誇る。地の利を生かして今年3回目、通算8回目の地元Vへ突き進むか。
　遠征勢では海野康志郎(山口)に注目したい。昨年11月の当地72周年記念では低調機を立て直してGⅠ優出と底力を発揮。今年に入っても2月の大村GⅡで優出と好リズム。持ち前の調整力と剛柔自在のハンドルで2回目の当地Vに照準を合わせる。
　近況、各地で優出ラッシュの田中和也(大阪)も侮れない。早くも今年V3と好調モードで、新期勝率でも今節メンバー唯一の7点台をマークと抜群の安定感が光る。まだ当地での優勝歴はないが、今の勢いなら十分に当地初Vも射程圏内だ。
　飯島昌弘(埼玉)、山本寛久(岡山)、若林将(東京)もGⅠ覇者の手腕でV戦線に加わりそう。コース不問の鋭い攻めが魅力の里岡右貴(福岡)もV候補の一角。当地では不完全燃焼の戦いが続く本多宏和(愛知)は気合の走りで水面イメージを塗り替えたい。